バルブ種類
液体水素・液体窒素・液化天然ガス(LNG)といった低温領域に使用できるバルブ、蒸気などの高温領域に使用できるバルブ、 腐食性の高い薬液などにも使用できるバルブなどがあります。 お客様の仕様から設計し、製造いたしますので、まずはご要望をお聞かせください。
玉形弁
玉形弁とは
ボディに丸みがある「玉形弁」「グローブ弁」。中を通る液体や気体の流量の調整に優れていると同時に、流体の流れを止める性能が高いため「ストップバルブ」と呼ばれることもあります。当社では、海水等で使用実績のあるゴムライニングの玉形弁もご用意しています。
玉形弁の特徴
流体の流量調整に優れている
流体の流れをしっかりと止める性能が高い
「ニードル弁」や「アングル弁」など種類もある
バルブの構造
製作範囲
圧力クラス | クラス150LB~2500LB,10K~63K |
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口径 | 8A~600A,3/8B~24B (圧力により異なります) |
操作方式 | 手動・空気操作式・電動操作式・電磁弁・その他 |
本体材質 | 炭素鋼・ステンレス鋼・鋳鉄・その他 |
仕切弁
仕切弁とは
「ゲート弁」とも呼ばれるバルブ。流路がまっすぐなので圧力損失が小さく、完全に開けた状態で流体を勢いよく流すか、閉めきって流体を止めるかの目的で使用されます。平田バルブ工業では、海水等で使用実績のあるゴムライニングの仕切弁もございます。
仕切弁の特徴
流路がまっすぐで圧力損失が少ない
勢いよく流体を流す、もしくは完全に流体を止める目的で使用する
中間開度で流量を調節する方法では使用しない
バルブの構造
製作範囲
圧力クラス | クラス150LB~2500LB,10K~63K |
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口径 | 15A~1500A,1/2B~60B(圧力により異なります) |
操作方式 | 手動・空気操作式・電動操作式・その他 |
本体材質 | 炭素鋼・ステンレス鋼・鋳鉄・その他 |
逆止弁
逆止弁とは
英語で「チェックバルブ(check valve)」と呼んだり、それを少し変えて「チャッキ弁」「チャキ弁」と呼んだりします。文字通り、配管に逆流が生じたときに、食い止める役割を担当します。当社では、海水等で使用実績のある総ゴムライニング仕様のものもあります。
逆止弁の特徴
流体に過流を起こさせず、スムーズに逆流を防止する
低流量でも安定した運転状態を保つ
メンテナンス性に優れ、大幅なコストダウンも実現できる
バルブの構造
バルブの構造
製作範囲
圧力クラス | クラス150LB~2500LB,10K~63K |
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口径 |
スイング逆止弁:20A~1500A,3/4B~60B(圧力により異なります) リフト逆止弁:8A~350A,3/8B~14B |
本体材質 |
スイング逆止弁:炭素鋼・ステンレス鋼・鋳鉄・その他 リフト逆止弁:炭素鋼・ステンレス鋼・その他 |
バタフライ弁
バタフライ弁とは
流路内にある円板を90°回転して開閉するのが特徴で、ボール弁とは異なり、省スペースで設置できるのが利点です。平田バルブ工業では、バルブのシートとしてメタルシートやゴムシートがあり、海水等で使用実績のある総ゴムライニング仕様のものもございます。
バタフライ弁の特徴
比較的省スペースでも設置可能で、メンテナンスの手間が少ない
当社では高温域でも漏えい量が少ないメタルシート型もある
バルブの構造
製作範囲
圧力クラス | クラス150LB, 5K,10K |
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口径 | 50A~1500A,2B~60B(圧力により異なります) |
操作方式 | 手動・空気操作式・電動操作式・その他 |
本体材質 | 炭素鋼・ステンレス鋼・鋳鉄・その他 |
ボール弁
ボール弁とは
孔(あな)の貫通したボールが弁体となっているバルブ。この孔の向きを管路に合わせれば流体が通り抜け、向きを変えれば流体を止めることができます。平田バルブ工業では、海水等で使用実績のあるゴムライニングのボール弁というものもご用意しています。
ボール弁の特徴
急な開け閉めに対応できる
三方弁にすることもできる
当社では流体温度によって最適なシート材質を選定する
バルブの構造
製作範囲
圧力クラス | クラス150LB~1500LB, 10K~63K |
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口径 | 8A~400A,3/4B~16B(圧力により異なります) |
操作方式 | 手動・空気操作式・電動操作式・その他 |
本体材質 | 炭素鋼・ステンレス鋼・鋳鉄・その他 |
安全弁
安全弁とは
ボイラをはじめとする各種圧力容器及び配管ラインの安全装置として設置されます。圧力容器類の内部圧力が、規定値を越えて上昇するのを防止し、容器自体や附属器の損傷、あるいは爆発破壊などによる災害を未然に防止するための最終的な安全機器として機能します。
安全弁配管使用例
安全弁の特徴
各種ガス・空気・蒸気・液体に広く利用できる
圧力が所定の値以上になると迅速に作動する
用途・流体に合わせた多種多様なタイプがある
製作範囲
口径 | 8A~250A(弁種により異なります) |
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本体材質 | 炭素鋼・ステンレス鋼・鋳鉄・その他 |
吐出弁
吐出弁とは
「フラッシュバルブ」や「タンク底弁」とも呼ばれ、タンク下部に取り付けられることが多い吐出弁。基本的なシール構造は、玉形弁と同一です。コンプレッサーが圧縮工程にある時は、上部のバネによって蓋をして、圧縮効率をあげる役割を果たします。
吐出弁の特徴
手動・空気操作ができる
上昇型・下降型・ラム型の3種類ある
製作範囲
圧力クラス | クラス150LB〜1500LB, 5K〜63K |
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口径 | 15A〜400A(圧力により異なります) |
操作方式 | 手動、空気操作式 |
弁箱(本体材質) | 炭素鋼・ステンレス鋼・鋳鉄・その他 |